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2009'01.30 (Fri)

その3.(2) 毛穴の黒ずみ(角栓)

~~過去の記事を書き直し、分かりやすくまとめました。おさらいがてら、どうぞ。~~



こんにちは。

今日は、角質培養のメインともいえる、「毛穴、その黒ずみ、角栓」の話です。これらは、角質培養の話をするにあたって、必ず出てくるキーワードです。



●もともとは、毛穴は「見えないもの」
赤ちゃんや子供の肌を思い出してください。鼻の頭はつるつるしていて、毛穴は見えません。ベリッとはがすシートなんか使わなくても、汚れもたまらなく、角栓もできません。
それが、歳をとるごとに汚れていきがちなのは、どうしてでしょうか?「加齢」「老化」だなんていう単純な理由ではないのです。知らないうちに、自分自身が、その原因を作っています。年を重ね、いろいろなスキンケアグッズに手を出すのは、悪いこととは言いませんが、間違ったものを使い、間違ったケアをすればするほど、悪循環を招いていることは少なくありません。

ですから、スキンケアに間違いがなければ、年齢に関係なく、たとえ年配であっても、毛穴も見えず角栓のできない人はたくさんいます。赤ちゃん肌は夢ではありません。




●毛穴が目立ってしまう原因
では、何が原因で毛穴が目立つようになるのでしょうか?
それはずばり、「角質を無理やり取る」行為が原因です。

その行為には、洗顔のしすぎ・熱湯での洗顔・こすりすぎ、化粧水のつけすぎ・コットンパック・スチーマーの当たり過ぎなどの肌の水浸し、合成界面活性剤・合成ポリマーなどの乱用・・・そして、「ピーリング」や、鼻の頭に貼ってベリッと剥がすシートなども。
詳細はこちら → 乾燥さえしなければ、肌はきれいになる

毛穴の黒ずみ・角栓が目立つ場所は、鼻の頭が多いと思います。たとえ、ピーリングやベリッとはがすシート等を使っていなくても、鼻というのは、顔の真ん中にあり飛び出ていることから、外部からの圧力がかかりやすい場所です。
洗顔時に強くこすったり、タオルでふき取るときにも強くこすったり、鼻をかむときに小鼻に力が入ったり、鼻がむずむずしたら強くこすったり、汗や皮脂が出やすいTゾーンですから、ハンカチやあぶらとり紙でこすられたり。。。

鼻の頭どころか、その鼻のわきの頬、さらには頬の真ん中あたりまで毛穴が目立つようでは、かなりの「角質の取りすぎ」があると思われます。心当たりのある行為があったら、すぐにやめるようにしましょう。もう一度、自分のケアに間違いがないか、思い込みがないか、見直してみましょう。





●不全角化
角質を取りすぎ、無理やり角質が剥がされるとどうなるのでしょうか。
まだ剥がれ落ちる段階ではなかった角質層が剥がされると、その下部でまだ“成長途中”である幼い角質たちが、大慌てで上層へ出る準備にかかります。新しい細胞をすぐに用意しなくてはならなくなるのです。そうやって大急ぎで、即席で作られた細胞は、未熟な角質層しか作れません・・・。

未熟な角質層は、水分保持力も弱くスカスカの状態です。これが、乾燥肌です。

大慌てで作られる細胞は、毛穴のすぐ横に作られるため、毛穴がすり鉢状に開いてしまいます。毛穴が開きっぱなしの状態です。このような状態を「不全角化」といいます。
これが、光の反射で「毛穴の目立つ肌」となります。
  r_04_05_b.gif

まとめると、角質を無理やり取ることによる「早すぎるターンオーバー」では、未熟な細胞しか育たず、毛穴の目立つ肌になる、ということです。






●角栓、黒ずみ
しかも、不全角化で毛穴が目立つだけでは済みません。
このような不全角化した毛穴周辺は、弾力がなく固いので、皮脂がこびりつきやすい状態です。しかも、すり鉢状になっているのだから、余計に皮脂は溜まりやすい。溜まりやすくこびりつきやすい・・・こうして、「角栓」ができてしまいます。悪化すると、時にはこれがニキビの原因にもなります。

そして、その「角栓」となった皮脂が空気に触れて酸化して、色が茶色っぽくなり、もっと進むと黒ずんでしまいます。こうして「毛穴の黒ずみ」が出来てしまいます。






●弾力のある毛穴
正常なすこやかに育った角質層であれば、毛穴周辺の細胞も弾力のある状態ですから、ここに、皮脂汚れは、こびりつくことがありません。弾力のある健康な角質層の毛穴は、黒ずみができません。赤ちゃんや子どもの、角栓や黒ずみのない、毛穴じたいが見えない肌をイメージしてみましょう。

考えてみてください。本来、「不全角化」のような毛穴が「すり鉢状」に開いているほうが、汚れは出入りしやすいと思いませんか?しかし、いったん汚れが入ると(くっつくと)どんどん溜まりやすく、角栓になってしまう・・・。

むしろ、キュッと入り口の閉まった毛穴のほうが、いったん汚れが詰まったら、なかなか出てこれず、溜まりそうな気がしますよね?しかし、通常の洗顔で、スルッと落ちるのです。
それというのも「弾力」の差なのです。弾力のある細胞をもつ毛穴周辺には、皮脂はこびりつきません。通常のやさしい洗顔で、スルッと落ちます。

このように、洗顔に必要以上の気合いを入れなくてもよいことが分かりますね。やさしい洗顔のほうが、落ちるべき角質はスルッと落ちるし、毛穴の汚れもスルッと落ちます。どちらも、目に見えないレベルのものです。

何度も洗顔したり、ゴシゴシこすったりで角質を取ったり、毛穴を爪で押して角栓を絞ったり、シートを貼って剥がすなどで角栓を取り出したり・・・という、目に見え、手ごたえの感じるケアは、悪循環しかまねきません。





●一度できた角栓(毛穴の黒ずみ)はどうする?
ずばり言えば、放置が一番よいです。

日々、一層一層育って剥がれ落ちている(目に見えないレベルのもの)角質層・・・その育ちとともに、角栓も放置しておくと、日々少しずつ、ニョキニョキと頭を出してきます。お風呂上りや洗顔後、角栓を観察してみると分かりやすいでしょう。白く、ニョキニョキと立っているのが分かります。

これを、抜いたり爪でグリグリ押し出して取り除いたりしてはいけません。角質と同じく、取れる時がきたら、自分からスルッと落ちていきます。
角栓の根もとは、剥がれ落ちる段階ではない、今育っている途中の角質とくっついています。ですから、角栓を意識して取ると、角質までもが剥がされてしまい・・・また大慌てで新しい角質層を・・・という、「不全角化」が繰り返されてしまいます。振り出しに戻るだけです・・・。角栓も、角質の一部と考えて、角栓の“自分の意思”で旅立つのを見守りましょう。

もし、角栓を取り除いても、きれいになったと思うのは「一時的」、いや「一瞬」と言ってもいいかもしれません。肌そのものは、ダメージを受けて、また不全角化するはめになります。不全角化を繰り返せば繰り返すほど、どんどん毛穴の目立つ肌になっていってしまいます。


角栓は、ターンオーバーとともに、スルッと落ちる時期が必ず来ます。ターンオーバーは28日周期ですから、ニョキニョキ伸びた角栓は、意外とあっという間に、いつの間にか落ちてなくなっています。これ、本当!目立つ、気になる、かなり飛び出ている・・・と思うのは、28日のうちの、ほんの数日間だけです。

抜くのは楽しそうな作業ですから(笑)、抜きたいのも分かります。が、グッとこらえて我慢しましょう。その時我慢さえすれば、次回からはもう、皮脂がこびりつかない弾力のある毛穴となり、角栓じたいができなくなるのですから!
角栓を取るのをやめると、いままで必死で取っていたのが嘘みたいに、すんなり毛穴が目立たなくなっていきます!

肌のターンオーバーは、28日周期。だから、最低でも1ヶ月でだいぶ回復します。もし、今までの「つけ」があれば、自分の納得のいく肌の状態まで持っていくには、3ヶ月~半年かかる場合もあります。つまり、「月単位」での時間がかかります。
この1ヶ月、1ヶ月を重ねるごとに、スキンケアのやり方を間違えなければ、確実に肌の状態はよくなっていき、毛穴も目立たなくなっていきます。これを乗り越えれば、もう、黒ずむことのない肌になります。
「しみ」が消えるのは「年単位」の時間がかかるのだから、毛穴の回復のほうは、それに比べたらなんてことないです(笑)。







●例外:たるみ毛穴
しかし、”角質培養でもたちうちできなく目立つ毛穴”もあることはあります。それは、表皮の問題ではなく、もっと奥の「真皮」の問題です。
 cora5.gif

真皮にあるコラーゲン、エラスチンなどが衰え、肌そのものの弾力が落ちるため、肌がたるみ、毛穴が縦長に伸びてしまって目立つものです。これが「たるみ毛穴」です。毛穴が丸くなく、縦長、または涙型であるのが特徴です。
顔の部位では、「ほうれい線」あたりに出来やすいでしょう。

これは、真皮の問題なので、表皮の角質培養をしてもたちうちできません。コラーゲンを増やす対策を考えましょう。
参照記事 → コラーゲン



コラーゲンのブームにより、若い人でも、やたらコラーゲンを気にすることがありますが、若くても毛穴の目立つ人は、ほとんどが、まだ真皮のコラーゲンの問題ではなく、表皮の角質ケアが原因でしょう。

それだと、毛穴の目立つ原因を知らずに、ただ高いコラーゲンドリンクを飲んでいても、まったく効き目がないことになりますね。
(しかも、「コラーゲン」の記事にも書いてありますが、そもそも、コラーゲンドリンク自体で、真皮のコラーゲンは増やせるとは限りません・・・) 


【追記】 
↑数行前に、「真皮のコラーゲンの問題は、表皮の角質培養でもたちうちできない問題。」と書きましたが・・・ 今、過去に書いた「コラーゲン」の記事を読み直して、ハッとしました。
ちょっとは関係があったんでした・・・!(自分で書いていて忘れてました。汗。すみません!)

コラーゲンを作るもととなる「線維芽細胞」が育てば、コラーゲンの生成が促されるのですが、その線維芽細胞は、『表皮の角質層が乾燥してかさ付いていると、活発がにぶくなる』のでした!
・・・つまり、角質培養してちゃんと表皮がすこやかな状態であれば(=乾燥していなければ)、線維芽細胞が活発になり、コラーゲンがきちんと生成される・・・ということですね。

まずは角質培養で、「不全角化」による毛穴をなくし、それがちゃんと出来ていれば・・・「たるみ毛穴」防止にも、ゆくゆくは繋がっていく・・・ということでしょう。

ただし、そうは言っても、コラーゲンが減っていく要因はとても多い・・・。(詳細は、コラーゲンの記事をどうぞ。) なんだかんだで、コラーゲンを増やすチャンスよりも、減るチャンスのほうが多いのかもしれません。だから難しいんでしょうね。
でも、角質の取りすぎであれば何も始まりませんし、きれいな肌の“スタートライン”にも立てません。確実に出来ることは確実にやっていきましょう。






角栓を気にする人ほど、それを取ろうとして、結果的に角質を取りすぎるケアに力を入れてしまっています。まさに、悪循環です。
「角質を取る」のは、良いことではない!
毛穴の見えない、角栓なんか溜まらない肌をめざして、日々、角質を取り過ぎないケアをしましょう。





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16:35  |  3.角質培養  |  CM(39)  |  EDIT  |  Top↑

2009'01.27 (Tue)

その7.(7) 手作り軟水器 バージョンアップ!

こんにちは。 手作り軟水器を改良しました。バージョンアップです!!


●使いやすい軟水器とは?
改良した理由は、前回の手作り軟水器では、「いっきにたくさんの軟水が作れない・時間がかかる」・・・というめんどくささがあったからです。

前回の軟水器は、下記のような、2リットルのペットボトルを使用していました。
ion5.jpg



容器(軟水器)の上から水(水道水)を入れる時、容器からあふれない分までしか入れられません。
また、底の穴から軟水がどんどん出て行けばいいのですが、上から入れるスピードと、底から出てくるスピードは同じではない・・・。だから、ペットボトル内の「イオン交換樹脂」を通って軟水となり底から出て行く、その水はけ具合を見ながら、上からの水を追加しなければなりません。

よって、上から入れる水をあらかじめたくさん入れておけるように、容器そのものをもっと大きいものにすれば楽になることを思いつきました。

しかし、ペットボトルで2リットル以上の大きさとなると・・・焼酎やウイスキーの4リットルボトルぐらいしか思い当たりませんよね。



たとえば、大五郎(笑)。
0811_2.jpg


しかしあいにく、私の家では、焼酎やウイスキーを飲む人がいないのです・・・。ごみのペットボトルの日に、ごみ捨て場を覗いてもみましたが(笑)、目ぼしいものは見当たりませんでした。

100円ショップにも行ってみました。大きな容器なら、たくさんあります。ペットボトルでなくても、水が入れられる容器ならなんでもいいのです。バケツ型でもなんでも。ただし、問題は、容器の底に穴をあけられるかどうか、ということ。だから、プラスチックのバケツだとそれが不可能なので(おそらく、ヒビが入って割れてしまう)・・・それで、ペットボトルのような素材が適しているんですよね・・・。

穴をあけられる、ちょうどよい大きさの容器はないか?!


そうしたら・・・こんなものがありました!!
20090124174555.jpg


100円ショップ「ダイソー」で315円でした(100円ショップだけど、315円。笑)。ダイソーはダイソーでも、品揃えの多い、大きめのダイソーです。

これ、金具の骨組みに、固め・厚手のビニールを貼ってある容器なのです。・・・ということは、簡単に穴があけられます!!
さっそく作りました。





●軟水器の作り方
作り方は、前回と同じですが、おさらいがてら書いてみます。


【材料】
●容器
●イオン交換樹脂 → アクアショップレイにて購入しました。1リットル2,000円。
●ろ過マット
●穴をあけるもの(きり、ドライバーなど)



①底に穴をあける。
20090124174612.jpg 20090124174738.jpg

ペットボトルの時は、底全体にまんべんなくあけましたが、今回は底面が広いので全体にはあけず、真ん中あたりにだけあけました。底面が広い容器の場合、あけすぎると水はけが良すぎて、じゅうぶんに「イオン交換樹脂」が硬度成分をキャッチする前に水が出て行ってしまうからです。



②容器の底にろ過マットを敷く。
20090124175037.jpg 20090124175109.jpg
ろ過マットは、ホームセンターの魚の飼育コーナーなどに売っています。私が買ったこれは、1袋110円でした。今回のような大きい容器に使うなら、3~4袋ぐらいあれば間に合うと思います。

20090124175318.jpg
ろ過マットを底面と同じ大きさにはさみで切り取り、敷き詰める(最低でも3枚ぐらい)。
底にマットを敷く時は、1枚(1層)だけではなく、せめて3枚ぐらいは敷いたほうがよいです。1枚だけだと、ろ過マットの上に詰めるイオン交換樹脂が下に落ちやすくなって、ろ過マットより下へと流れ、容器の底の穴から漏れてしまうことがありますろ過マットは厚めに敷いておいて損はありません。厚く敷いても、水は簡単に通り抜けられ、時間はかからないので問題ありません。



③イオン交換樹脂を詰める。
ion1.jpg

20090124175409.jpg 20090124183501.jpg
ろ過マットの上に平らになるよう詰めていきます。




④さらにその上に、ろ過マットをのせる。
これも、②の時と同様、1枚だけでなく何枚か重ねて詰める。



⑤これで完成!
バケツの上にざるをのせ、その上に設置し、水道水を上から入れれば・・・バケツの中に軟水が溜まります♪
20090124184115.jpg

水を入れて、軟水を作ってみましたが、かなりラクチンになりました!!あらかじめたくさんの水をジャンジャン入れておけるし、水はけも適度に良く、バケツの中にどんどん軟水が溜まります。石鹸洗顔に必要な軟水も、簡単に用意できるようになりました。







●軟水を使うメリット
軟水器、どうですか?簡単ですよね!!ぜひ、お試しを・・・ と言っても、やっぱりメンドクサイと思う人にはメンドクサイでしょう(笑)。

しかし、軟水で石鹸洗顔・石鹸シャンプーした時の感動を、ぜひ知ってもらいたい・・・(笑)。

洗顔後、即座に皮脂膜におおわれるのでツルツルになります。冬の乾燥しやすい時期や、乾燥肌を今から治そうとしている場合にはピッタリです。
石鹸シャンプーであれば、軟水を使えば「石鹸カス」が出来ないので仕上がりもよく、ツルツルになります。軟水を使えば、クエン酸リンスがいらないとの説もあります。

なぜツルツルになるか?をおさらいすると・・・
「軟水は硬度成分が少ない(またはゼロ)ので、石鹸と結びついてできるカルシウムの膜(つっぱり感)ができないから」です。
そして、すすぐ時に石鹸の濃度が薄まることで、石鹸の脂肪酸がうすーく肌にのっかり、皮脂膜となります。








●軟水器を作らないとしたら
軟水器を作らない・使わないとしたら、軟水での石鹸洗顔にはこんな方法もあります。
精製水を使う。
・なるべく軟水のミネラルウォーターを使う。



精製水なら、「硬度ゼロ」です!!薬局で購入でき、500mlで100円前後(安ければ60円)です。
しかし、いくら安いとは言え、洗顔に使うとなると、何本も必要になってしまうし、とても毎回使ってはいられません。もったいないです。

ミネラルウォーターの場合は、1.5リットルや2リットルで100円ちょっとのものがほとんどなので、精製水よりはコスパは良いでしょう。しかし、いくら硬度が少ないものを選んだとしても、「ゼロ」はありません。“ミネラル”ウォーターですからね(笑)。
軟水のミネラルウォーターのおすすめは、過去の記事を参照→ アルカリ性と酸性、そして洗顔の水
(ここでは、もっとも硬度の低い水では、硬度0.2の水を紹介しました。)


このように精製水やミネラルウォーターを使う場合、コスパの問題があるので、洗顔の“すべての工程”で使うほど贅沢はなかなか出来ませんね。
だから、今までは「せめて泡立てる時の水だけでも、軟水を」と言ってきました。


が、もっと効果を出すには!!
泡で顔をモコモコさせた後の、洗い流しの最初の1,2回の水も軟水を使うことです。

軟水の石鹸洗顔の最大のメリットは、皮脂膜が即座に肌にのっかってくれることですが、それというのも、「洗い流す時に、石鹸の濃度が薄まる」ためです。そのため、石鹸の脂肪酸が薄く皮脂膜となって肌にのっかり、即座にツルツルになるのです。

だから、軟水は、顔についているモコモコの泡を“薄める”役割さえ果たしてくれればいいのです。泡をキレイさっぱり全部洗い流す目的ではなく。
それを最初の1~2回のすすぎで行えばいいのです。3回目以降のすすぎは、水道水を使って、泡が残らないよう、きれいに念入りにすすぎます。


・・・ということは、その最初の1~2回のすすぎは、洗面器にためた、少量の水でも可能ですよね?泡を薄めてくれさえすればいいのですから。スプレーボトルにいれた軟水を、シュッシュッとスプレーする方法も考えられます。

洗面器にためた軟水は、手で水をすくって顔の泡を落とすように3~5回ほどすすぎ、さらにもう1度洗面器に新しい軟水を入れ(これが2回目のすすぎ)、また3~5回ほど手ですくってすすぎます。そして、3回目からは、水道水。
そう考えると、軟水を多く使わなくてもすみます。


ただし、いくらこれらの方法でも、水道水じたいの硬度があまりにも高めだと、効果はやっぱり半減するだろうと思います・・・。3回目以降のすすぎとはいえ、顔に石鹸の泡が残っているのですから、その石鹸の成分と硬度成分が結びついてしまえば、ツッパリ感が生じ、「ツルツル効果」は減ってしまうと思うのです。

よって、やはり理想としては、最初っから最後まで全部軟水!です(笑)。
それに、精製水にしろミネラルウォーターにしろ、たとえコスパが良くなったとしても買い続けなければなりません。軟水器なら、いったん作ってしまえば(または既製品を買ってしまえば)ずっと使えるので、元は取れます。既製品は3万円ぐらいのものがありますが、手作りなら3,000円以下で作れるでしょう。

気が向いたら、手作り軟水器、どうぞやってみてください。


近々、「イオン交換樹脂」の再生方法の記事を更新予定です。





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14:39  |  7.軟水  |  TB(0)  |  CM(47)  |  EDIT  |  Top↑

2009'01.21 (Wed)

その2.(26) 手作りのフェイスクリーム

手作りのフェイスクリームを作りました。

20090121204626.jpg

*****************************************
※2015.3月追記
下記の手作りのフェイスクリームは、
現在は書いてあるよりももっともっと、超簡単に作っています。

ホホバオイルとシアバターを目分量で湯煎(またはレンジでチン)し、かきまぜて、冷やす。これだけです!
水も混ぜません。
*****************************************


●手作りのフェイスクリームの材料

【通常用】
・ホホバオイル
・ミツロウ
・精製水(バラ水)
(・ローズマリーエキス)  1~2滴

【乾燥ぎみの応急用】
・ホホバオイル
・ミツロウ
・シアバターorカカオバター
・精製水(バラ水)
(・ローズマリーエキス)  1~2滴


分量の割合は、だいたいですが、
 ホホバオイル:ミツロウ:シアバター(カカオバター):精製水(バラ水)
=   4   :  2  :    1   :   2



今回も簡単。リップクリームの手作りの時と同じようなものです。オイル類を全部まとめて湯煎して溶かし、混ぜ合わせますが、リップクリームの時と違う点は、「水分」類を入れる点。水分(精製水、バラ水、ローズマリーエキス)だけは後から加えます


水分以外のもの(オイル類)だけ湯煎で溶かす。
(オイル類 : ホホバオイル、ミツロウ、シアバター、カカオバター)
20081206111512.jpg 20081206111546.jpg 


② ①を湯煎から取り出し、ここで初めて水分の登場。水分を少しずつ加えて、コネコネ混ぜ合わせ、乳化させてクリームにする。湯煎から出した直後でなくても、冷めてから水分を入れてもよし。
(水分 : 精製水、バラ水、ローズマリーエキス)
20090124132302.jpg
クリームの容器にはいってる棒は、混ぜ混ぜ用の棒・・・実は、焼き鳥のくし・・・( ;゚Д゚)ノ (笑)

湯煎から出すと、トロトロの透明な液体(溶けたオイル類)が、どんどん白っぽくなりながら固まりだします。水を入れない(少ない)状態の「①までの材料のみ」でもクリームっぽくはなりますが、水を加えることで、よりクリーミーなものになります。


材料のお手本にしたのは、ヴェレダのアイリスデイクリームです。
ヴェレダ アイリス デイクリーム 2,280円


【全成分】
ホホバ種子油、ハマメリス水、エタノール、グリセリン、シア脂カカオ脂、ケイ酸(Al/Mg)、リゾレシチン、ミツロウ、加水分解ミツロウ、ドイツアヤメ根エキス、キサンタンガム、香料


このクリームの良いところは、皮脂膜と同じ成分・性質をもつ「ホホバオイル」をメインとし、皮脂膜になるべく近い、クリームの基本となるシンプルなオイル類を組み合わせて作られているところ。

私もこれをメイクの下地クリームとして愛用していますが、先日は注文が殺到したらしく、なかなか届かなかったので(^^;) このシンプルさを真似て、さらに最低限必要なものだけをよりすぐって、手作りしてみました。






●固すぎたり、やわらかすぎる場合
固くなったというのなら、ミツロウやシアバターの量(とくにミツロウ)が多すぎるので、ホホバオイルを少し足して調整。
やわらかすぎるのなら、ホホバオイルの量が多すぎるので、ミツロウかシアバター(とくにミツロウ)を 少し足して調整。

常温での固さを考えると分かりやすいです。
ホホバオイル ・・・ 液状
ミツロウ ・・・ カチカチの固体
シアバター ・・・ 固めのバター状


これらをミックスすることで、配合量の多いものに近い固さになる、と考えるとイメージしやすいです。






●“クリーム”とは?
まず、クリームとはなんでしょうか?

それは、簡単に言うと・・・ 油+水=クリーム ・・・です。しかし、油と水は混じりあわないもの。混ぜてもクリーム状にはなりませんよね。
たとえば、ドレッシングがそうです。ドレッシングの瓶の中の油分と水分は、振っても混じりあわず、常に分離した状態です。しかし、ここに卵黄を混ぜると・・・!卵黄がもつレシチンの作用により、クリーム状になります。それが、マヨネーズです。

この、卵黄のレシチンの作用は、「乳化」というもので、界面活性作用の1つです。
このように、「クリーム」にするには界面活性作用のあるものが無ければならないので、合成界面活性剤の存在との葛藤(!)があるのですが、レシチンであれば、天然の界面活性剤(“合成”はつきません)なので、一応は安心といえるのです。

そう、実は、先ほどのヴェレダのアイリスデイクリームのもう1つの魅力は、乳化剤がリゾレシチンであることです。合成界面活性剤の力を借りなくとも、リゾレシチン(レシチンを低分子にしたもの)の乳化力を使っているところがポイントで、もはや、先ほどのホホバオイルがメインうんぬんより、この乳化剤の件が最大の魅力として、人気のあるクリームです。


さて、それなら、すべての合成界面活性剤を、レシチンに置き換えられないのか?・・・と思いますよね。ところが・・・なかなかそう上手くは行きません、残念ながら・・・。この件については、後ほどまた「乳化剤のデメリット」として書きます。




話は戻って、そういうわけで、クリームの作り方を正確に書けば、
油+水+乳化剤=クリーム 
・・・ということになります。

ということは、たとえば、オイルと化粧水も、乳化剤さえ混ぜればクリームになります。
オイル+化粧水+乳化剤=クリーム

「油+水+乳化剤=クリーム」
クリームは、すべてこのような作りになっています。なにかしらの乳化剤がなければ、クリームにはなりません。



ここで、冒頭の「手作りのフェイスクリーム」の材料を、もう一度見てみましょう。

【乾燥ぎみの応急用】
・ホホバオイル
・ミツロウ
・シアバター
・カカオバター
・精製水(バラ水)
(・ローズマリーエキス)

これらを、油+水+乳化剤 に分けてみると・・・
油・・・ホホバオイル、ミツロウ、シアバター、カカオバター
水・・・精製水(バラ水)、ローズマリーエキス

あれ?乳化剤が無い!? はい、一見、乳化剤はありませんね。しかし、これでも一応クリームにはなるのです。その謎は、ヒトの皮脂膜にあります!






●皮脂膜もクリーム
ヒトの皮脂膜も、「天然のクリーム」です。
ヒトの皮脂は分泌されると、絶えず蒸発している目に見えない汗と混じりあって、天然の皮脂クリーム(皮脂膜)を作ります。通常、肌はベタベタしていないので実感がないかもしれませんが、皮脂膜というクリームで保護され、乾燥から肌を守っています。

皮脂+水分=皮脂クリーム(皮脂膜)

ここで気づいたかと思いますが、「乳化剤」がありませんね?「クリーム」は、油+水+乳化剤=クリーム でなければ成り立たないはずです。
・・・実は、ヒトの皮脂には、天然の乳化作用があるのです!弱いものですが。



【皮脂膜の構成と、その働き】
遊離脂肪酸 25%   (石鹸にも含まれる成分) →弱酸性を保つ
トリグリセド 25%   (グリセリン&3つの脂肪酸)→弱酸性を保つ
モノ・ジグリセド 25%  (グリセリン&1,2つの脂肪酸)→弱酸性を保つ
スクワレン 5%     (コレステロールになる前の物質)
コレステロール 1.5% 乳化
コレステロールエステル 3%乳化
ロウエステル
 20% →乳化

この、「ロウエステル」がキーワードです。





●ホホバオイル
今まで何度も、ホホバオイルについての記事を書いてきました。皮脂膜と同じ成分・性質を持ち、皮脂膜の代用にぴったりである、という内容です。
詳細記事→ ホホバオイル~皮脂膜と同じ成分~

なんとホホバオイルにも、ヒトの皮脂と同じく、弱い乳化作用があるのです!
そういうことで、手作りのあの材料でも、ホホバオイルの乳化力のおかげでクリームにすることができたのでした。


ホホバオイルは、名称に“オイル”がつきますが、実態を正確に言えば「オイル」ではなく、「ロウ」類で、液状のワックスです。ミツロウと同じ、「ロウ」類。このロウは、先ほどの、皮脂膜のうちわけの中の「ロウエステル」と同じもの。ロウエステルは、弱い乳化作用を持ちます。

・・・というわけで、「ロウ」類のミツロウも同じく、弱い乳化作用をもちます。


そういうわけで、ホホバオイルとミツロウ、この2つこそが、皮脂膜にもっとも近い、クリームを作る際の基本となる材料なのです。

ホホバオイルが皮脂膜に似ている・・・というのは、「ある程度の紫外線カット」の作用をもつことも共通しているし、何と言っても、「てざわり」でも納得します。
ホホバオイルは、通常の「オイル」とは違って「ロウ」なので、肌に付けてもすーっとなじみ、ベタベタせず、しっとり・サラサラになります。
ヒトの皮脂膜もしっとり・サラサラで、「天然の皮脂“クリーム”」とは言っても、そんなコッテリしたものを付けている感覚はないはずです。
ただ、皮脂が過剰分泌している場合(多くの原因は、乾燥)はべた付きますが、それは正常の状態ではないので例外です。正常の状態・・・理想的な肌として、「赤ちゃんの肌」を思い出してみましょう。特別、クリームなどは塗らなくてもすこやかな状態を保っており、あのツルツル・すべすべ・しっとり・サラサラの肌こそ、天然の皮脂クリームで覆われている状態です。





●シアバター
それでは、「乾燥ぎみの応急用」で、シアバターを入れた理由は?
それは、シアバターは皮脂膜の脂肪酸バランスを整える・補充するのにちょうどよい、なじみのよいオイルだからです。
シアバターは、ホホバオイルのような「ロウ」類ではありませんが、『紫外線をある程度カットする』という性質など、皮脂膜に近いものを持っています。ですから、シアバターも、ホホバオイル・ミツロウと並んで、クリーム類の基本にあげられるオイルです。

主な脂肪酸は、ステアリン酸ですが、オレイン酸も含みます。

ホホバオイル・ミツロウは皮脂膜に近いのですが、オイルというより「ロウ」なので、脂肪酸の種類が、他のオイルとは異なり、オレイン酸はほんの微量しか含みません。
乾燥ぎみの肌では、オレイン酸がとても少なくなり、脂肪酸バランスが偏っていることが多く、そのような“オレイン酸を補充したい”という時では、ホホバオイル・ミツロウだけでは足りません。そこで、シアバターの出番です。

ただし、肌が普通肌で脂肪酸バランスがすでに整っている場合などには、オレイン酸を与えすぎると「オレイン酸過剰」で、逆に肌が荒れて水分蒸発量が多くなり、結果的にこれまた乾燥を招いてしまいます。オレイン酸過剰が心配であれば、「精製」のものを使用しましょう。

もし、「未精製(バージン)」が余っていたら、ハンドクリーム・リップクリーム・ボディ用など、フェイス以外で消化すればオッケーです。

関連記事 → シアバター





●カカオバター(=ココアバター)
ココアバター 30g 生活の木  472円


カカオ豆から取れる脂肪です。ほんのりチョコレートのにおいがします。
皮膚の保湿、保護をします。紫外線カットの作用も、ある程度は持っています。
シアバターと同様、常温ではかたまりになっていますが、体温に触れるとじわ~っと溶けます。(融点が34~38度)
天然の酸化防止剤を含んでいるので、2~5年貯蔵できます。というのも、主成分が「ステアリン酸」だからです。
このように、見た目も特徴も、シアバターに似ています






●“水”を加える
ホホバオイルとミツロウは、「水」を加えなくても、それだけでも、一応クリームにはなります。シアバターを加えたとしても、シアバターじたいが「固めのクリーム状」ですから、同じく、一応はクリームになります。これは、リップクリームを作った時を思い出すと分かりやすいですね。
(参照記事→ 手作りのリップクリーム

常温では、ミツロウはカチカチに固く、シアバター・カカオバターは固めのバター状です。
ここに、常温で液状(10℃以下で固まる)のホホバオイルを混ぜるので、ホホバオイルが多ければ多いほど、柔らかいもの・トロトロしたものを作ることができます。この状態が、「クリームでは無いけれど、クリームっぽいもの」になる理由です。

しかし、水が入っていないので正確にいえば「クリーム」ではなく、「クリームっぽいオイル」、に過ぎませんし、やはり、本当のクリームのようなクリーミーさ・柔らかさには欠けます。


それでは、「水」を加えるとどうなるでしょうか? 水を加えることで、オイル+水(+乳化剤)となるので、本当の意味で「クリーム」になりますね。確かに、水を入れたほうが、「クリーミーさ」はアップします。

水をバラ水に変えてもよいので、リストに( )して書きました。バラ水を入れれば、バラの香りのクリームになる上、防腐効果もかねています。

ブルガリアローズ ローズウォーター 200ml 2,100円




また、ローズマリーエキスも、防腐剤の代わりです。
防腐剤は、入れても入れなくてもよいものですが、水分を加えると、加えない時よりも腐りやすくなります。1週間程度で使い切る・冷蔵庫に保存の必要がありますが(とくに、水分そのまんまの化粧水の場合は特に)、クリームの場合でしかも寒い季節なら、そこまで心配しなくてもよいとは思います。それでももし心配であれば、ローズマリーエキスを防腐剤として入れてみてもよいでしょう。1~2滴入れればオッケーです。
ぴのあ ローズマリーエキス(20g入り) 1,500円






●肌につける時、「クリーム」である意義
肌につける時、あえて水を入れて「クリーム」にしなくてもいいのでは?「クリーム」である意義はあるのでしょうか?

それは、時と場合によって意義が生まれます。


夜のケアでは、「洗顔後、ホホバオイルのみ」でも用が足ります。夜寝ている間に、じっくり・ゆっくりと皮脂膜を形成するからです。
詳細記事 → 化粧水なし、ホホバオイルのみ

一方、朝のケアはというと、一日中すっぴんであれば、夜と同じケアで「ホホバオイルのみ」でも良いでしょうが、日中にメイクをする場合・・・洗顔後、すぐにメイクに取りかかる場合は、メイク前にじっくり皮脂膜が形成される時間の余裕がありませんね。
(※ただし、軟水で石鹸洗顔した場合は、即座に皮脂膜をおぎなうことができます → アルカリ性と酸性、そして洗顔の水 )

しかも、メイクの時につけるパウダー類は、皮脂を吸収します。パウダー類を付けるなら、天然の皮脂クリーム(皮脂膜)の上にパウダーが乗っかっている・・・というのが理想の状態です。
よって、パウダー類の下地としては、最初から「クリーム」がよいのです。最初から“油と水を乳化させてあるもの”・・・つまり、“皮脂膜の代わりになるもの”・・・それが「クリーム」です。


このように、クリームの意義を考えると、フェイスクリームは、朝でも夜でも、いつのケアでも悪くはありませんが、特に有効なのは、「メイク下地となる日中」であることが分かりますね。


もちろん、クリームの意義は必ずしも「メイク下地」だけとは限りません。
夜のケアでも、肌がとても乾燥している状態の時には、「ホホバオイルのみ」のケアにプラスして、クリームを利用する手もあります。
さきほど「シアバター」のところで書いたように、乾燥している肌は脂肪酸のバランスがくずれがちで、オレイン酸が少なくなっていることが多いです。このような場合では、ホホバオイルだけでは、オレイン酸を補充するのには不十分。よって、シアバター・カカオバター入りのクリームを使えば、オレイン酸が補充の役割を果たしてくれます。

また、夜は肌が生まれ変わる時間ですから、肌をいたわりたいもの。夜につけるクリームは特に、合成界面活性剤(乳化剤)の作用が弱いものを使いたいところです。それは・・・






●乳化剤のデメリット
乳化力は、強すぎると肌にダメージを与えます。乳化力とは、「界面活性」作用の1つです。界面活性作用は、肌バリアを壊す作用でもあるのです。

しかし、天然の乳化剤であるレシチンは、その作用は弱いものです。弱いので肌に大きなダメージは与えない安心感はあります。それでは、さきほども書きましたが、合成界面活性剤なんか使わないで、全部「レシチン」を使えばいいのでは?と思いますよね。
ところが、そうはうまくいきません・・・。乳化力が弱いということは、材料の水分が多すぎれば、乳化しきれないということなのです。つまり、材料によっては、『レシチンだけでは物足りない!』ということが起こります。

そこで、「合成界面活性剤」が登場するわけです。合成界面活性剤と一言でいっても、その種類は書ききれないほどあります。種類によっては許せる範囲のものもありますが、ノンケミカルなメーカーでよく使われる合成界面活性剤は、「ステアリン酸グリセル」「リノール酸グリセル」などです。

また、レシチンに水素を添加して乳化力を高めた「水添レシチン」と呼ばれるものもあります。レシチンとは言え、こうなってしまうと、もう安心だったレシチンとは違って、いわゆる合成界面活性剤と同じぐらいの強さを持ちかねません。「レシチン(リゾレシチン)」とは別モノだと、心に留めておきましょう。



それなら、ホホバオイルやミツロウの乳化力はどうか?というと、これはレシチンよりもさらに弱い乳化力なので、材料の水分が多くなると乳化しきれません。材料(全成分)がかなりシンプルな場合でしか、使えません。

冒頭であげた、手作りのフェイスクリームは、シンプルの極み(笑)。だから、レシチンさえも使わず、ホホバオイル・ミツロウの弱い乳化力(皮脂膜と同じレベル)で、なんとかなるのです。

ですから、加える「水」の量にも限度があり、多すぎると乳化しきれず、分離したままです。

では、そのような、ホホバオイル・ミツロウだけの乳化力にしか頼らない場合、どの程度の水を加えればいいか?・・・というと、目安は簡単!! 実際、ある程度の水を加えて混ぜてみます。
※水分は後からいれます。先にオイル類だけを湯煎で溶かし、それを湯煎から取り出してから初めて、水分を少しずつ追加します。)
そして、いつまで混ぜても、乳化しきれずに分離している水分があれば、それを捨てればよいだけです(笑)。
だいたいの目安としては、ホホバオイル:水=3:2ぐらいでしょうか。もし入れすぎたとしても、多い分は捨てればいいので気楽に調合できます。

湯煎して混ぜた後(湯煎からオイル類を取り出した後)でも、すっかり冷めてからでも、いつでも、水分の調整は可能です。冷めてからでも水分を足して、スプーンなどで混ぜてみることも出来ます。
スプーンなどでコネコネ混ぜて、いつまでたっても混ざらない、分離している、クリームになじまないであふれている水分が「いらない水分(乳化しきれない水分)」です。
または、最初は乳化されたように思っても、時間がたってからジワジワと分離される水分もあります。容器を斜めに傾けて、分離している水分を捨てればオッケー。
また、手にスーッと塗って伸ばしてみたときに、水の玉がはじけて乗っかっていれば、乳化しきれない水分が混じっている目安です。


【追記】
水分の分離の件です。
手の甲に塗ってみて、水の玉がはじけるようにクリーム上に浮いているようであれば、分離した水分が混じっているということです。この場合は、容器を傾けて、分離している水分を捨てればよいのですが、そこまで分離した水分が無い場合もあります。容器を傾けても分離した水分が“目に見えてまとまって”はいない場合、「分離した水分だけ捨てる」方法は取れません。

その場合は、しょうがないので、ホホバオイルかミツロウを少しだけ混ぜて調整するしかありません。材料の水と油のうち、水のほうが少し多くて余っているということですから、その余った水分を乳化させる分だけの油(ホホバオイルorミツロウ)を追加すればよいのです。

ホホバオイルをたせば、今の状態よりもさらにトロトロと緩みは増します。ミツロウを加えれば、今の状態よりもテクスチャーの固さを出すことができます。好みに応じて、どちらかをたし、調整してみてください。





ホホバオイルやミツロウの弱い乳化力だけでは足りない場合、もう少し乳化力が欲しい場合は、レシチンを使ってよいと思います。手作り材料のお店(ぴのあ、PEACH-PIG、生活の木など)にも売っています。が、「水添レシチン」であることも少なくないので、気をつけて吟味してください。


まとめると、乳化力の弱い順番にあげてみると・・・次のようになります。

・ホホバオイル、ミツロウ、皮脂膜
          ↓
・レシチン、リゾレシチン
          ↓
・合成界面活性剤 各種 (※「水添レシチン」も含む)



乳化力が強いものを使ってクリームを作るほど、コッテリとした“クリーミーさ”は増します。先ほど、ホホバオイルの説明で「しっとり・サラサラで、べた付かない。皮脂膜も同じである。」と書きましたが、弱い乳化力によるものだから、コッテリとしないのはなるほど、納得できる気がします。





●最後に
どうでしょうか。これなら手作りも簡単ですよね。
また、手作りしないとしても、クリームのしくみが分かると選ぶ時の見方も変わってくると思います。中身を知って、理解して使うこと・・・これが、ノンケミカルの面白さだと思います。





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2009'01.10 (Sat)

その3.(25)&その8.(6) 空気の乾燥、電磁波

こんにちは。

前回冬に肌が乾燥しやすいことについて、その理由と対策を書きました。理由のひとつは、「空気が乾燥している」ので、肌からの水分の蒸発量が増えてしまうから、でしたね。それに対する肌のお手入れのあれこれを書きましたが・・・

今回はさらに掘り下げて、「空気の乾燥」そのものについて探ってみました。



●空気が乾燥しやすい環境とは
コンクリートで出来たビル内、

太平洋側
暖房
緑(植物)が少ない。

・・・などがあげられます。では、その理由を説明していきましょう。



●コンクリートで出来たビル内
コンクリートは透湿抵抗が高い(湿気を通しにくい)ので、室内の空気の湿気がコンクリートでほとんど閉じ込められたままになります。コンクリートは、水分を絶えず吸収し続けるのだそうです。つまり、コンクリートとは、「湿気とり」、「除湿機」と同じようなものですね。




●冬・太平洋側
冬型の気圧配置になると、北風が日本海側に雪を降らせる一方、山を越えて乾いた風となり太平洋側に流れ込みます。一方で南からの湿った暖かい風は流れ込みにくくなるため、太平洋側を中心に空気が乾燥する日が続きます。

なるほど~・・・。日本海側は、雪や雨の季節が多く、天気の悪さがうっとおしくなりますが(←私は、秋田生まれ)、肌の乾燥の面では、湿気はメリットがあったんですね。





●暖房
暖房機には熱源がいろいろあります。大きく分けると、燃焼による暖房と、燃焼しない暖房の2つです。

・燃焼による暖房 :石油ヒーター、ガスヒーターなど。
・燃焼しない暖房 :エアコン、オイルヒーターなどの電気暖房。

石油やガスは、燃焼する時に空気中の酸素と結合し二酸化炭素と水蒸気が発生します。これに対し、電気の場合、燃焼しないためこれらの発生はありません。そういうことで、電気暖房は水分を発生しないから室内が乾燥していくのです。

また、「湿度」とは、空気中に何%の水分が含まれているかを表した数字です。空気は温度が上がるほど水分をたくさん含む特性があります。そのため、電気暖房のように温度が上がっているのに、水分量がそのままであれば、「空気中の水分量の割合が減る」=「湿度が下がる(=空気が乾燥する)」のです。

というわけで、単純にどんな暖房でも空気を乾燥させるわけではなかったんですねー。ようは、水蒸気を発生させるかどうか。電気の暖房かどうか。
しかし、いくら空気の乾燥のために、エアコンを控え、石油ストーブを使おうと思っても・・・ やっぱり、火の元の安全性や、石油を入れ替える手間を考えると、電気のほうがダンゼン便利ですよね。




●緑(植物)が少ない
植物は、生きた「加湿器」のようなものです。根から水を吸って、葉から蒸発させるという「蒸散作用」を行います。まわりの湿度に応じて、適度に水分を蒸散させます。

森林の中を歩くと、空気がヒヤッとして涼しかったり、むしろ夏でも寒いと感じることもありますね。関東では、夏でも奥多摩市の山ほうへ行くと、半袖では寒ささえ感じたりします。それは、植物の「蒸散効果」で空気が湿っているからです。
しかし、湿っているといっても、じめじめした不快な湿度ではないのが、さすが、自然の力ですね。
山に限らず、都心から少し離れて緑・木・田んぼなどが少しでも多いところへ行くと、じゃっかん、空気がラクに感じたり、都心のような息苦しい暑さが減る感じがします。よく「田舎は空気がおいしい」、というのはそういうことなのでしょう。

都心部はコンクリートのジャングルで、コンクリートは「除湿機」のように水分を吸収しているのだから、冬の空気の乾燥はしかたないとしても、夏は、理屈では除湿の効果で涼しいはずです。しかし、なぜか空気が重い・・・“自然”ではない・・・。エアコン(冷房)を使わなければ、いてもたってもいられない暑さです。
それに比べて、緑は、除湿効果とは逆の「加湿」の効果を持つというのに、緑が多いところではヒヤッと涼しい、気持ちのいい空気です。これが“自然”なのでしょう。緑というのはやっぱり大切ですね!!

屋外の話ばかりでなく、室内の観葉植物も良いでしょう。




●空気の乾燥をやわらげる方法(まとめ)
では、少しでも空気の乾燥をやわらげる方法は?湿度をアップさせる対策です。

●加湿器
AZREX ミニ加湿器 3,200円


卓上のミニサイズです。オフィスでも大活躍。

モクモクと湯気のようなスチームが出るタイプではなく、目に見えない水蒸気が出るタイプなので、会社でも人目を気にせずに使えます。これが何よりのポイントです。また、音がうるさくないことと、小さいので場所をとらないことも良い点です。
また、電化製品は使うと機械じたいが熱くなるかと思ったのですが、これは、「目に見えない水蒸気」が出てくるところに手を当てると、スーッと冷たい空気を感じます。暑いオフィスにもピッタリです。

機械のフタをあけると、中に水を入れられるようになっています。ここにアロマオイルを入れると、アロマも兼ねた加湿器にもなります!!(≧▽≦)♪

クチコミでは、「機械の中に入れた水がなかなか減らないので、効いているのかどうか分からない・・・」とのコメントも見かけましたが、それは効いていないのではなく・・・!「まわりの環境の湿度に合わせて、調整してくれる」からです!つまり、あまり水が減らない場合は、そこまで湿度が低くない・乾燥していないのでしょう。乾燥しているところで使うほど、水の減り具合は早いはずです。


お湯の入ったコップをそばに置く
霧吹きを身の回りに吹きかける
観葉植物を置く








●電磁波とのかかわり
電磁波は、空気の乾燥の原因ではありません。しかし、ちょっとしたかかわりがあることに気づきました。な、なんと・・・空気が乾燥すればするほど電磁波は、より遠くまで伝播していくそうです!!

ちょっとまって・・・ということは、空気の乾燥とあわせてもう一度整理してみると、最悪な乾燥の環境とは・・・
の少ない太平洋側都心部で、一日中、暖房の効いたコンクリートのビルの中で、パソコンの前に座りっぱなしの仕事』・・・・・・

・・・私の環境そのものじゃないですか・・・!!!(>д<)  肌に最悪です!!
しかも、オフィスの私がいるフロアには、パソコンが100台ぐらいはあります。電磁波があっちこっちに飛びまくりです(ーー;) 実際、パソコンの熱のせいか、フロア内が暑くてしょうがないです・・・。



電磁波の種類は範囲が広く、周波数の違いで様々な種類にわけられます。周波数の高い順にならべると下記の順番になります。

1.ガンマ線  ・・・ 放射治療器
2.X線 ・・・ レントゲン写真
3.紫外線 ・・・ 太陽など
4.可視光線 ・・・ 太陽、電気の光
5.赤外線 ・・・ 赤外線ヒーター
6.マイクロ波 ・・・ 電子レンジ、携帯電話
7.低周波 ・・・ラジオ
8.超低周波 ・・・ 家電製品、住まいの中の屋内配線
9.極低周波 ・・・ あらゆる電源コードをコンセントに差し込んで使用する物


これらすべて、「電磁波」の種類です。パソコンからの電磁波にも、あの肌に良くない「紫外線」が含まれているとかいないとか・・・。( ゚Д゚;) とりあえず「電磁波」じたいが出ていることは間違いないのです。

※ただし、電磁波の“すべて”が悪いものではありません。「可視光線」の一部や「赤外線」は良い影響を及ぼします。

電磁波の何が美容に悪いかって言えば、以前も「老化防止」のカテゴリで説明しましたが、「皮脂・油脂を酸化させ、活性酸素を発生させる」ことです。つまり、「老化」のおおもとです。




ふだん、私が角質培養だ成分がどうだ・・・と言っている話は、私は、「老化」防止とは別の話だと思っています。「老化」というのは、努力とかやるべきこと、当たり前のことをいくらやっても太刀打ちできない、“年齢を重ねること”で生じる、止められないものですよね。
これに対し、角質培養や成分の考慮は、ちょっと違います。歳以前に、「当たり前」の行為と思う感覚になってみましょう。歳を取るとともに肌が衰える・・・というよりも、たまたま間違ったケアで肌が衰えることを繰り返したために出た、結果・つけにすぎません。それが、たまたま“時間の経過”と一緒になっただけのことです。

一方、「老化」は、時間を止める魔法でもない限り止められないもの。生きている限り、つねに皮脂は酸化していて、息を吸ってはくだけで活性酸素が生じます。これを日々続けていき、歳を重ねていくことが「老化」なのでしょう。


・・・話はそれましたが、そういうわけで「活性酸素」は老化のおおもとであり、電磁波がそれに手をかしてしまいます。







●電磁波カット対策(まとめ)

●炭

炭は電磁波をカットしてくれます。高温で炭化された竹炭や備長炭は、電気を通しやすくなっています。こうした電導性は、電磁波を吸収し、遮蔽する能力に優れています。

パソコン等スピーカーのボリュームを大きくし、携帯電話を電話しながら近づけると、電磁波の影響を受けて、スピーカーから「ガリガリッ、ブーン」と音がします。しかし、炭と携帯電話を一緒に持って、同じように近づけると・・・電磁波を遮蔽吸収して、スピーカーからの雑音がなくなるそうです。


完璧ではないかもしれませんが、電磁波カットの機械を買うとなると1万円ぐらいしてしまうので・・・炭ならお手軽です。
炭2 炭

また、マイナスイオンを発生し、空気を清浄してくれます。消臭効果もあります。しかし、湿気を取る除湿作用もあります。

消臭&湿気取り・・・靴箱などにはピッタリですが、冬の「湿気」が欲しくて加湿器を置く場合は、どっちを取ったらいいのでしょうか(笑)。・・・私は、どっちもおこうと思います・・・炭には、電磁波カットのほうで働いてもらいたいので・・・(^^;) 

備長炭チャコボール バラ売り 1個100円~


その他、炭各種、いろんな形・大きさのものがあります。→備長炭グッズのお店~豊栄~





●OAフィルター
パソコン用の電磁波をカットするグッズです。紫外線をカットする機能も備わっているので、「パソコンから紫外線?」の説にも安心できますね。

パソコンの画面に、透明なシールを貼るようなシートタイプが主流。17インチの画面用なら、これ。
私は、家のノートパソコンにはこれを貼りました。
 ELECOM(エレコム) 液晶保護フィルム [EF-FL17F] 2,042円

20090110124521.jpg


こちらは、ひっかけるタイプ。
会社のパソコンだから、貼り付けるのはちょっと・・・(でも、跡を残さずきれいに簡単に剥がせますが)という場合や、パソコンの機種を変更したとしても、また繰り返し使える、持ち運べる、・・・などのメリットがあるのはこちらの、ひっかけるタイプです。

【送料無料】CRT-G21L OAフィルター3,567円



同じメーカーで、もっと安い2000円台の種類もありますが、画面の大きさが異なります。これは19~21型、とありますが、実際のパソコンのインチとはどうやら違うようなので、間違えないようにしてください。何センチかを基準に選択しましょう。17インチのパソコンに使うなら、画面を全て覆えるのはこれです。フィルター部サイズ:W433×H331mm。

これより小さいサイズは、16~18型(型番:CRT-G17L)ですが、サイズがW337×H258mm。17インチのパソコン画面には、微妙に小さいので・・・しかたなく、ひとつ上のサイズ(上の画像のもの)にしました。

実際届いてみたら、けっこう大きいというか、重いというか(笑)。
20090110124714.jpg






●セリサイト
どのくらいの効果があるか分かりませんが、セリサイトにも、多少の電磁波カットの作用があります。私も、手作りのパウダーにセリサイトを加えています。

>セリサイトとは:
白雲母族の鉱物で、表面が絹糸の光沢を持つことから「絹雲母」とも呼ばれている。 微細な白雲母族の鉱物で、白色~類白色粉末、ほとんど無臭。ファンデーションなどのベースとして使用される。
お肌につや、輝き感を感じるので、表情が明るく表現できる。酸化チタンでコーティングしてマットなものもある。セリサイトには「セレン」が含まれていて、酸化を防ぐ効果をもつ。





一日中いる環境を見直し、少しでも空気の乾燥をやわらげ、できるだけ電磁波もカットできたら最高ですね。





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13:09  |  3.&8.  |  TB(0)  |  CM(14)  |  EDIT  |  Top↑

2009'01.07 (Wed)

その3.(24) 冬の角質培養、ターンオーバーの早い・遅いとは?

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。



すっかり年が明けて数日たってしまいました。
今年は暖冬(?)のせいか、例年に比べて雪が少ないようですね。それでもやっぱり、寒いもんは寒い!!さて、この寒い季節、お肌の調子はどうでしょうか?
私は・・・というと、実は今、カサカサして調子が悪いです(--;)。ずばり、乾燥しています。角質が取れ気味です!(>д<)
スキンケアで、今までと特に変えたところは無いつもりですが、やっぱり、「冬」という季節・環境による影響かな・・・と思い、原因・対策を考えて、身のまわりを見直しています。

その結果、やはり、暖かい季節に比べて、「冬」という環境はいつもより気をつけないといけない点がありました。

冬に肌が乾燥しやすい理由」、それは何でしょうか? 先に答えを言ってしまいます。それは・・・




●冬に肌が乾燥しやすい理由
(1)空気の乾燥(外気、室内の暖房)により、「目に見えない汗」(肌の水分)の蒸発量が増える。
(2)寒いと身体の血流が悪くなり、皮脂の分泌量が少なくなる。


ざっくり言えば、この2つです。どうでしょう? 水分がたくさん出やすく、しかもそれをなるべく抑えてガードしてくれる皮脂膜も形成されにくくなるのなら、肌が乾燥しやすいのも納得ですよね。
 


この乾燥をそのままにしておくと、すこやかな角質層を保つことが出来ないので、肌のターンオーバーは通常(28日)よりも早められてしまいます。結果、早められて出来た角質層もまた、乾燥ぎみの肌になります。
そう・・・「冬」という環境では、いつもと同じことをしていても、「乾いた空気&低い気温」により、「角質を取りすぎる行為」と同じ結果(=乾燥肌)になってしまうのっです・・・。いつものケアにプラスした、さらなる心がけが必要です。この対策については、後で書きます。





●ターンオーバーの早い・遅い
まず、ターンオーバーとは、図のようなものです。周期28日が正常で、日々、1層1層作られた細胞が、表皮へと押し上げられていて、28日で垢となって剥がれ落ちます。
 turn-over.gif

その垢は、目に見えないレベルのもの・手ごたえを感じないもので、通常の洗顔でスルッ落ちるのが自然です。無理やり垢すりやピーリングをすると、垢(角質)の取り過ぎになってしまいます。

角質を取りすぎると、肌は大慌てで新しい肌を用意しなければならないので、ターンオーバーが通常よりもぐっと早められてしまい、その結果、未熟な細胞しかできません。未熟な細胞は、水分保持力の弱い、スカスカの乾燥肌で、毛穴の目立つ肌、弾力がなく皮脂がこびりつきやすいので角栓のできやすい肌になってしまいます。
さらに、その乾燥した表皮の情報が、下部の真皮へと伝わり・・・ 真皮は「こんな肌じゃ危ない!」と、またもや“急いで”新しい肌を作ろうとするので、またもや早いターンオーバーが・・・と、悪循環が続いてしまうのです。
 jojoba-kame.gif
(関連記事 → ターンオーバーの悪循環・好循環


このような、「早すぎるターンオーバー」が良くないことは今までに何度も書いてきました。しかし私は、「遅すぎるターンオーバー」については、ほとんど書いたことがありません。
遅すぎるターンオーバーとは、早すぎるターンオーバーの真逆のことを意味し、角質が溜まりすぎる状態。ターンオーバーが滞り、角質がゴワゴワと溜まる状態として言われています。だから、そこを売り文句にして、角質を取り除くピーリング系のケア用品がたくさん売られています。

しかし、このように角質が溜まる状態は、今はほとんど少ないと言っていいと思うのです。角質を取る行為に目を向けるよりも、角質をいかに取り過ぎないようにするか、こちらに注意するほうが重要です。今は、注意しないと角質を取りすぎるケア用品であふれていますし、そのようなものを使わないと徹底したとしても、スキンケアの要領・方法ひとつで、角質の取り過ぎの行為になりかねません。へたに角質を取るほうに目を向けると、失敗してしまいます。だから私は、「遅すぎるターンオーバー」についてはあまり語ってこなかったのでした。



ここでふと考えてみたのですが、肌トラブルの原因のほとんどが「角質の取り過ぎ」に当たるとしても、数は少ないながらも、「角質が溜まる」例も、まったく無いわけでは無い、ということですよね。「ターンオーバーが遅すぎる」状態がどういうものなのか、自分も、そのような状態になっていることがあるのかどうか、知りたくなりました。自分の肌が、ターンオーバーが早いのか遅いのか、それとも正常なのか、実際の肌の状態と照らし合わせて、それを判断したいものです。
そこで、角質が溜まり過ぎる・ターンオーバーが遅すぎる状態とは、どんな状態なのか?その症状を調べてみました。すると・・・

「ターンオーバーが滞り通常より遅くなると、角質が硬く溜まり、ゴワゴワ、カサカサ、くすみ、乾燥」・・・。
う~ん、ゴワゴワ、カサカサ、くすみ、乾燥・・・これって、「角質を取りすぎる・ターンオーバーが早すぎる状態」でも起こりうる症状ですよね?同じですよね?それなら、乾燥肌になった時に、それは「ターンオーバーが早いのか・遅いのか」、どっちなのか??判断しかねます。
(※先ほど書いたように、角質を取りすぎる危険のほうに注意したほうが良い、とは思いますが。)


そこでさらに調べたところ、次のようなことが分かりました。






●「ターンオーバーが遅い」ことはない?!
ターンオーバーが遅すぎて、角質が溜まり過ぎる・・・と言うと、何層もの角質が溜まって重なって、厚くなっているのをイメージしますね。しかし、そういうわけでもないようです。実際は次のとおりです。

重なり合っている層の数じたいは、たいして変わりません。ただ、一番上(表皮の外側)に達している角質が、剥がれ落ちるのをとどまり、硬くなってくっついたままになっているのです。

つまり、ターンオーバーの周期じたいが遅くなっているのではなく、剥がれ落ちるか・まだ落ちないか、の段階にきた角質が、通常より長い期間、粘ってくっついているだけのことです。・・・ということは、「早すぎるターンオーバー」と、途中までは同じ。最後の角質の「剥がれ落ちるタイミング」が違うだけのことなのです。しかも、それが「硬い」状態。(それが、ゴワゴワの正体でしょう。)

なぜこのようになるのか? それは、未熟な角質層で水分保持力がない乾燥肌の状態が、さらに空気の乾燥や紫外線などの影響を受けると、肌を守る最終手段として、肌表面に硬くなってとどまり、“ゴワゴワ”しているのだそうです。

なるほど。「遅すぎるターンオーバー」というのは、正確な言い方ではないのですね。ターンオーバーそのものが遅れることは無いのです。
正しく言えば、これも「早すぎるターンオーバー」が原因の乾燥肌なのです。それがさらなるダメージを受けて、さらに一歩悪化した状態。
「早すぎるターンオーバー」→乾燥肌→ゴワゴワ・・・というように、延長上のこととして考えるのが正しい理解です。「早すぎるターンオーバー」と、「遅すぎる~」と、別々に真逆のものと考えるのは間違いで、どちらも、早すぎるターンオーバーのこと。悪化度が進んだほうが、ゴワゴワの状態です。



または、こういうことも考えられます。
途中までは正常なターンオーバーで、一層一層、角質が上へ押し上げられていたのに、剥がれ落ちる最終段階のあたりで、「冬の角質培養」の敵である「蒸発量の増加&皮脂分泌量の低下」で乾燥がやってきたので急遽、防御作用が働いた、ということ。
ガサガサは冬の寒い時期に多いことを考えると、これも一理あるかもしれません。

「順調なターンオーバー」→何かによって乾燥→ゴワゴワ です。

どちらにしろ、「乾燥」が原因であることは確かです。


そしてこのような「ゴワゴワ」してしまう乾燥は、に多いのではないでしょうか?
なぜ冬はこのタイプの乾燥になるのか。通常ならば、乾燥すると皮脂が過剰分泌して、どうにか潤そうとします。だから混合肌やオイリー肌になりがちです。

しかし、冬は気温が低いので体も冷えやすく、「皮脂分泌が少なくなる」時期。だから、残る防御作用は・・・角質が「ゴワゴワ」とへばりつくことなのでしょう。





●ゴワゴワはどうすればいい?
では、そのゴワゴワは取りのぞくべきか? 結局、ピーリング系のケア・「角質を意識して取る」ことは必要なのか? ・・・と思った人もいるでしょうが、いいえ、やはりやるべきではありません。
もともとが「早すぎるターンオーバー」が原因なのですから、意識して取ると、また早急に、即席で細胞が用意され、未熟な乾燥肌が出来上がるだけです。
確かに、ゴワゴワを取り除いた直後は、ツルツルします。が、ゴワゴワのすぐ下にあるのは、未熟な角質層だけなのです。角栓の時と同じように、それを取り除いてもキレイに見えるのは取った直後だけ。すぐに悪循環が続いてしまいます。
焦って取り除くのではなく、ゴワゴワの場合も、通常の角質培養と同じようにケアし、じっくり改善を待ちましょう。


このように、乾燥肌がさらなるダメージをうけての“ゴワゴワ”ですから、そのダメージに対抗する対策・・・いつものケアにプラスした心がけが必要です。これは、冒頭で「後で書く」とチラつかせた「冬が乾燥しやすい理由」の対策と同じです。長らくおまたせしました。次のとおりです。






■対策その1.水分を保持する
「冬に肌が乾燥しやすい理由 」は、ざっくり言うと2つでしたね。
まず、(1)の『空気の乾燥(外気、室内の暖房)により、「目に見えない汗」(肌の水分)の蒸発量が増える。 』から、対策を考えてみましょう。



●水分の蒸発
皮膚からはたえず、「目に見えない汗」が蒸発していますが、空気が乾燥している(=湿度が低くなる)と、その蒸発量が多くなります。

そもそも、角質層に保持されている水分は、体内の水分が表皮へとにじみ出てきたものをキャッチして保持されたものです。
水分保持
水分は、化粧水などのように外側からバシャバシャ与えるものではないのでしたね?
肌に水分を保持させる方法は、前回の記事の中の「角質層に水分を保持する方法」をご参照ください。



●皮脂膜の「フタ」の役割
その水分はさらに、「目に見えない汗」となってたえず蒸発していきますが、それをなるべく蒸発量を抑えてガードしているのが、表皮の一番外側で膜(フタ)となっている「皮脂膜」です。

しかし、皮脂膜のフタの役割には、ビニールのようにまったくシャットアウトできるような“完璧”さはありません。なぜかと言うと、皮脂は、水分ともなじみが良いからです。皮脂と、蒸発する寸前の水分が混じりあい(天然の乳化作用によって)、皮脂クリームとなったのが「皮脂膜」です。この、適度に混じりあいつつ、適度に水分の蒸発をガードする作用が、「皮膚の呼吸」です。
ですから、ビニールのような完璧さがつねにあったとしても、皮膚呼吸ができなくなるので肌に良い結果を生みません。合成ポリマーが肌に良くない、しょせんニセモノのフタである理由は、そういうわけです。

そういうわけで、角質層に水分をたっぷり保持するには、皮脂膜の役割が必須です。

皮脂膜といえば「ホホバオイル」です。

さらに、ゴワゴワしている乾燥しているときは、「オレイン酸」が少なくなっているので、補充してあげると乾燥状態から抜け出す手助けになります。
私は、「シアバター」をオススメします。オレイン酸を含む上、これも皮脂膜に近い性質をもっています。しかしシアバターは、ホホバオイルとは違って付けすぎるとすぐにベタベタしてしまうので、うす~~~く、両手のてのひらに伸ばしたものを顔にはさむ・置くように、ハンドプレスして付けます。
ホホバオイルがメインで、そのプラスαがシアバターなので、少量でよいです。
詳細記事→ 化粧水なし、ホホバオイルのみ



●角質層で水分保持
また、水分を保持している角質層じたいを守らなければなりません。角質層の中の細胞間脂質(代表がセラミドという脂質)によって、水分を抱きかかえられて保持されています。
角質の取り過ぎにしたり、もろくする行為をやめましょう。日々、角質培養です。




●水分保持の対策(まとめ)
水分の蒸発量をなるべく抑える。
皮脂膜を守る。
角質層を守る。


そのためには・・・

水分の蒸発をなるべくふせぐ方法 【例】 :
●お湯の入ったコップをそばに置く。
●加湿器を利用する。
●暖房に頼り過ぎない。
●口からの水分補給をする。目標は、1日2リットル。
●ラップパックで、一時的に水分の蒸発量を防ぐ。(→好循環が続いていく!)
 詳細→  ラップパック~角質培養の“波”に乗るケア~

●皮脂膜の保護・補充
ホホバオイルをメインとしたケア&シアバターを補充

●角質を取りすぎる・もろくする行為をやめる 【その行為の例】
【洗顔のしすぎ】 洗顔は朝・夜の1日2回まで。回数を守っても、こすりすぎ・洗いすぎ・熱湯での洗顔はダメ。
【肌の水浸し】 化粧水のつけすぎ、コットンパック、スチーマーの当てすぎ。
【ケミカルな成分】 合成界面活性剤、合成ポリマーの入ったものの乱用。








■対策その2.皮脂
では、「冬に肌が乾燥しやすい理由」のもう1つ、「(2)寒いと身体の血流が悪くなり、皮脂の分泌量が少なくなる。」についての対策も考えてみましょう。

先ほど、対策その1.の水分保持で、「皮脂膜」は重要なフタの役割を果たす、と書きました。しかし、冬のような気温の低い時期では、身体も冷え、血流が悪くなりがちのため、皮脂分泌量も少なくなってしまうんですよね・・・。


●皮脂分泌と血流
皮脂分泌というのは血行が大きく関係しています。そのため、気温、運動によって分泌量が大きく変化します。気温が上がる・運動することにより、肌の毛細血管が膨張し、肌の血行がよくなり、皮脂分泌が増加するのです。また、脂というものは低温では固まってしまうので、気温の高い夏の方がスムーズに肌の上に出られる、という意味もあります。
ちなみに低温の冬と、高温の夏とを比較すると、額の部分で夏は冬の約2倍になるといわれています。このように、皮脂分泌に対して一番影響を与えるものが血流だったのです。

適度な運動、冬こそ運動ですね!!なにも、がむしゃらに運動することもありません。踏み台昇降や腕回し、腰回し(くわばたりえが実践して痩せた、コアリズムの要領。またはフラフープのように。)、ラジオ体操など、軽い運動でも、やれば身体がポカポカしてきます。汗をかくことが目的ではないのです。

逆に、夏の運動はというと、ちょっと動いただけでダラダラと流れる汗をかきやすいですが、ダラダラと流れる大量の汗は、注意が必要。皮脂膜を洗い流し、角質層をふやかしてしまうので、あらかじめクリームで予防するか、アフターケアが必要になります。
詳細記事 → 「ダラダラ汗」とクリームの関係




●皮脂分泌の調整
皮脂分泌は、ホルモンで調整されています。そのホルモンは、昼夜の影響を受けていて、昼に増え、眠る夜に減少します。といことは、夜によく眠ることでコントロールできるのです。
夜更かしをすると、皮脂は過剰分泌してしまいます。規則正しい睡眠時間を心がけ、肌が生まれ変わる「肌のゴールデンタイム」(22~2時)には眠るようにしましょう。

また、皮脂分泌を調整するホルモンは、実は男性ホルモンです。女性でも少しは持っていますが年齢とともに少なくなっていく傾向にあります。しかし、男性の場合は年齢によって少なくなることはありません。
そういえば、オデコや頭皮がギラつく年配の男性は見かけますが、女性ではあまりいませんよね。頭皮がはげるのは男性ホルモンによるもの(男性ホルモンが多い場合)であり、さらに追求すれば、それによる皮脂の過剰分泌が頭皮の毛穴を詰まらせることが原因かもしれません。

今、寒い時期は皮脂分泌が少なくなる・・・という話をしているので、男性ホルモンで皮脂分泌されるのは良いことばかりに感じるかもしれませんが、「過剰」な分泌であれば問題です。女性の場合、男性ホルモンが過剰に強くなるのは、異常のサインでもあります。
たとえば、ストレスを過剰に受けると、男性ホルモンが強くなることがあります。これにより、皮脂分泌が過剰になるだけでなく、毛深くなる例もありますし、女性でも頭皮がはげる場合もあります。


皮脂分泌の過剰は、ホルモン以外の原因では、「乾燥肌」もそうです。一見、乾燥しているなら皮脂分泌は過剰にならないイメージですが、乾燥肌がさらに進むと、水分で潤せない分、皮脂で潤そうとして、過剰分泌が始まります。混合肌やオイリー肌も、原因をたどれば乾燥肌、ということが少なくありません。

皮脂と同じ成分・性質をもつホホバオイルは、皮脂の過剰分泌を抑え、皮脂のバランスを整える働きを持っています。
ホホバオイルに関しては、こちらにまとめました。詳細記事→ 化粧水なし、ホホバオイルのみ





●皮脂と洗顔
まず前提は、皮脂膜を必要以上に奪わないことです。(これは、冬に限らず、いつでも、角質培養をやる上での基本ですが。)
皮脂を必要以上に奪う代表は、皮脂膜を洗い流してしまう行為(肌の水浸し)。化粧水のつけすぎ、コットンパック、スチーマーの当たりすぎ、ダラダラと滝のような汗をかき続けることなどです。これは、先ほど書いた「角質層をもろくする行為」でもあります。


では洗顔は・・・?石鹸洗顔では皮脂を(角質も)奪いますが、使わないほうがいいのか?いいえ、これは悪いことではありません。

理由:
①皮脂の「酸化」を放置すると、角質層が傷んでしまうので、石鹸洗顔で皮脂のリセットが必要。
②石鹸洗顔で角質1層分は確かに取れるが、取るべき時がきた角質のみ取れるので、取り過ぎにはならない。(洗顔のしすぎをしなければ)
③石鹸洗顔で皮脂を洗い流しても、また皮脂分泌が始まり、2~3時間でもとに戻る。または、即座に補う方法もある。


では順番に説明しましょう。

まず①について。
皮脂膜が大事だからといって、取らないようにしすぎてもいけないのです。下着と同じで、日々新しいものを身につけたほうが気持ちがいいですよね?皮脂も同じく、古い皮脂を残したままにしておくと、皮脂が「酸化」して過酸化脂質となり、角質を傷めるので、結果的に角質が剥がれやすくなり、肌バリアを壊すことになってしまうのです。

また、皮脂の酸化は、時間の経過とともにどんどん伝染して、雪だるま式になっていってしまうのです。皮脂の酸化は常におこっており、時を止めない限りストップできません。だからこそ、1日2回までの洗顔の中で、皮脂のリセットをするのは有効といえます。

詳細記事 → 酸化と洗顔


②のとおり、角質は石鹸洗顔でたしかに1層分か、取れかかってブラブラしている角質は取れます。が、石鹸洗顔で取れる角質は、洗顔のしすぎをしない限り、取り過ぎになることはありません。

たしかに、朝のすっぴん時の洗顔なら、メイクを落とす必要がないので、石鹸洗顔でなく水(ぬるま湯)洗顔でも用は足ります。水(ぬるま湯)洗顔で落とせるのは、汗・汚れで、皮脂は多少残すことができます。
しかし①のような酸化のことを考えると、朝のすっぴん時でも石鹸洗顔して、酸化しているであろう皮脂をリセットするのが“理想”です。
ただし、あくまでも“理想”です。肌が弱っている人は、肌の状態に応じて判断し、無理に石鹸洗顔することはありません。



③については、石鹸洗顔で皮脂をリセットしても、皮脂はまた分泌され、2~3時間経てばもとに戻り、じゅうぶんな量の皮脂膜となります。

分泌されるまでの最初の数分、皮脂膜の代わりに膜になってくれているのが、実は、あの「石鹸洗顔後のつっぱり感」です。水道水に含まれる硬度成分(カルシウム)が石鹸の成分と結びつき、「カルシウム石鹸」となり、その膜が張り付くのが「つっぱり」の正体です。
洗顔後のつっぱりの原因は、肌が乾燥している場合も含みますが、肌にトラブルが無い健康な肌でも、水のほうの都合によりこのようにつっぱり感があることもあります。洗顔の水の硬度成分が多ければ多いほど(硬水であるほど)、つっぱり感は起こります。トラブルのない肌には「一時的なつっぱり」「皮脂膜の代わり」となるので、悪いようにはなりません。


ただし、アトピーなど極端に肌が弱まっている時には、その膜さえも刺激になることがあります。そういう場合は、洗顔の水をなるべく軟水にしたほうが肌にやさしくなります。
洗顔の水に含まれる硬度成分が多いか少ないか(=硬水か軟水か)で、カルシウム石鹸の膜が出来るか出来ないか、つっぱり感があるか無いか・・・が決まるのです。

アトピー対策に限らず、トラブルのない肌の場合でも、軟水を使うメリットはあります。石鹸洗顔後のつっぱり感がなく、即座に石鹸の脂肪酸が皮脂膜となって肌に乗っかってくれるので、洗顔後、すぐに皮脂膜に守られたツルツル感を得ることができます。これが先ほど言った、「石鹸洗顔後でも即座に皮脂膜を補える」方法です。

ちなみに、軟水で石鹸を泡立てると、モコモコのクリーミーな泡が簡単にできるのも気持ちがよいです。石鹸シャンプーも、軟水で行うと石鹸カスが出来ず、髪の仕上がりがよくなります。

乾燥肌の、「皮脂膜の分泌まで待てない」状態、少しでも早く皮脂膜を形成したい、とくに、空気が乾燥していて水分の蒸発量が多い・・・という場合は、軟水での石鹸洗顔はかなり強い味方になってくれるでしょう。

詳細記事 → アルカリ性と酸性、そして洗顔の水




●合成モノ(ケミカル)な洗顔料のデメリット
ちなみに、石鹸洗顔でない、合成モノ(ケミカル)な洗顔料をオススメしない理由は?というと・・・
合成界面活性剤による「しっとり」感で、つっぱり感が無いので肌にやさしいと錯覚してしまいます。が、実は肌にやさしくはありません。だまされないようにしましょう。合成界面活性剤によって、取れるべき角質以上の、まだこれから育つはずの角質も取ってしまうのです。角質の取り過ぎは乾燥肌のおおもとです。
そして、角質を取りすぎたことによる乾燥をごまかすために、合成ポリマーでフタをします。ビニールの膜のようなものですから、ツルツル感はありますが、皮脂膜とは違う、ニセモノの「フタ」です。皮脂膜のような皮膚呼吸ができません。
合成界面活性剤も合成ポリマーも、数日間、肌に密着して張り付きますが、その水面下では肌が弱ってしまっています。それを使うのをやめたとたん、あらわになるのは、乾燥肌です。



●皮脂分泌の対策(まとめ)
●気温の低いときほど適度に運動する。
 血行をよくするポイント → 肩甲骨、僧帽筋
●規則正しい睡眠をする。肌のゴールデンタイム(22~2時)。
●ストレスを溜めない。
●軟水での石鹸洗顔は、冬こそ効果的。
●ホホバオイルで皮脂膜の保護・補充をする。(皮脂バランスを整えてくれる、皮脂膜と似た成分・性質をもつ)
ホホバオイルに関しては、こちらにまとめました。詳細記事→ 化粧水なし、ホホバオイルのみ



関連記事 
肌バリア(皮脂膜+角質層)を守るためのことを、まとめました。
→ 乾燥さえしなければ、肌はキレイになる

洗顔には、ぬるま湯・ぬるい水
「そんなこと、分かってるよ・・・」と頭では分かっていても、これを徹底することで、とくに冬こそ、効果があります。徹底の工夫を書きましたので、ご覧ください。


冬の角質培養、がんばりましょう!!水分の蒸発量をなるべく抑え、保持する。そして、皮脂膜の分泌のバランスをよくすること。これが冬の角質培養です。
私は、最近サボっていた軟水洗顔、また復活しました。ラップパックも、水分の蒸発が激しいお風呂上りだけはやるようにしようと思います。(最近やっていなかったのを復活しましたが、やっぱこれ、効きますよ~!)
今年は、手作り軟水器を、もっと使いやすく改良したいと思っています。その時は、またこちらで記事にしますね。

今回も、ものすごーく長くなってしまいましたが、読んでくださってありがとうございます。今年も、探究心いっぱいでがんばっていきたいと思います(^^)ノ



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